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ワンランク上のメンズスーツ選び:仕事が忙しいビジネスパーソンこそこだわるワイシャツ編

「人の第一印象は見た目が55%を占めている」

人は見た目でほぼ決まるということを示したメラビアンの法則を、仕事ができるビジネスパーソンこそ意識して実践しています。

人は知らず知らずのうちに、外見から相手を値踏みしています。特にハイキャリアや富裕層の人とお付き合いを深めたければ、外見がルーズな時点で相手にしてもらえないと考えましょう。

意外と見落としがちなメンズスーツの選び方や着こなしについて「シャツ」「スーツ」「スーツ周りのアイテム」の3回に分けてお届けします。

今回は意外と見落としがちな「ワイシャツ」についてです。

仕事の効率を左右する重要パーツ「ワイシャツ」

一見、お客様の目にとまりにくいシャツ。スーツは上質なものを購入しているが、シャツは適当という人もいます。

仕事の能率に大きく影響を与えるのがワイシャツであるということが意外と知られていないようです。まず着心地の観点から、シャツ選びを解説します。

肌に直接当たる部分だからこその素材選び

シャツの素材は綿100%が基本です。日本では形状が崩れにくいポリエステル混合素材(ポリ混)のシャツを着る人が多い傾向ですが、ポリ混のシャツにはデメリットがあります。

  • クリーニングで毛玉ができやすく、見た目の風合いが損なわれるのが早い
  • 蒸れやすい傾向があり、綿よりも肌触りがチクチクすることがある

肌に当たるシャツから生じる小さなストレスがたまっていくと、仕事の能率に差し障る可能性があります。

衣類からのストレス軽減のためにも、アイロンやクリーニングが手間でも100%コットンのシャツを選ぶとよいでしょう。

ストレスのない可動域を確保するためのダーツ・プリーツ

ジャケットに隠れて見えないシャツの背中周りも非常に重要なポイントです。ダーツやプリーツの工夫がされたシャツであれば、肩まわりの動きを妨げず、見栄えも引き締まります。

ダーツやプリーツの主な種類は次のとおりです。

  • バックダーツ:左右の背中にダーツ(つまみ縫い)が入る。ウエストラインをスッキリ見せる効果あり。
  • サイドプリーツ:肩下の左右にプリーツ(折りひだ)が入る。レギュラーカラーやワイドカラーといった衿型のシャツに使用されることが多い。
  • センターボックス:衿型がボタンダウンのシャツや、トラッドタイプのシャツに使用されることが多いデザイン。肩まわりを動かしやすい。

ダーツやプリーツが入ることで、見える面積は少なくともルーズに見えがちなシャツのシルエットを引き締め、全体をスタイリッシュに魅せることができます。

好印象を与えるための「ワイシャツ」の選び方と着こなし

着心地だけではなく、もちろんクライアントに与える印象をよくするためにもシャツは重要なパーツです。ビジネススーツとの調和を考えて、シャツを選ぶ必要があります。

相手に対する第一印象をより良く魅せるためのシャツ選びについて、まとめました。

相手との関係性やTPOに応じたシャツ選び

襟の選び方:レギュラーとワイド

ビジネスシャツの襟はレギュラーかワイドを選ぶのが一般的です。

レギュラーは一般的なビジネスに使えます。胸襟を開く姿勢を示すワイドは少し関係値が縮まっている相手との場で身につけると適度なカジュアルさを演出できます。

シャツの色

シャツは無地が基本ですが、色によって相手に与える印象を操作できます。ビジネスで使いやすい代表的なカラーについて効果をまとめてみました。

礼儀正しく信頼できる印象。目上の人との場や大切な商談などに。
水色爽やかで知性的な印象。 季節感や若さのアピールになる。
ピンク優しく気配りができる印象。 女性とのコミュニケーションを円滑にしたい時向け。
明るく親しみやすい印象。 初対面の人と会う時など。
穏やかで話しやすい印象。 落ち着きの演出や相手に安心感を与えたいときに。
ブラウン堅実で落ち着いた印象。 心身の安定や大人びた雰囲気を感じさせる効果あり。
グレー慎重かつ冷静な印象。 ポーカーフェイスが問われる交渉時など向け。

シャツはオーダーがベスト

スーツはオーダーする人が増えていますが、シャツまでオーダーする人は意外と少ないようです。しかし毎日肌にふれるシャツこそ体型に合わせたオーダーで揃えておくのがベストです。

スーツよりもコスパもよくオーダーメイドができるので、ぜひ試してみるとよいでしょう。一度オーダーシャツの快適さを体感すると、既製シャツには戻れなくなることだけは覚悟してくださいね。

どうしても既製シャツを使う必要があるのであれば、首回りと裄丈(首元から袖までの長さ)を別々に選べる店で買うことをおすすめします。

まとめ

スーツに気を配るのであれば、同じくらいシャツにも配慮したいもの。

相手の好みや関係値を考えた上で、最適なシャツを選べるように、襟や色のバリエーションである程度まとめてシャツを揃えておきましょう。オーダーで揃えられれば一番です。

ぜひシャツ選びを楽しんで、クライアントへの第一印象をさらにブラッシュアップしましょう。

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